■ 白川博士とその研究について
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赤木 和夫 【あかぎ かずお】
筑波大学教授(物質工学系・工学博士)

本日はこのたびノーベル化学賞を受賞なさった白川先生と一緒に研究を進められた、赤木筑波大学教授の研究室にお伺いしております。
では、二三質問させていただきます。
白川先生はどのような方でいらっしゃいますか?


 一言で言えば非常に温厚な方でして、学生の前では非常に丁寧に研究指導とか 普段の日常会話での注意事項みたいなことも、懇切丁寧に教えられていた方だと思います。

冗談なんかはお好きな方ですか?

 まぁ時々冗談めいたこと言われたこともありますけども、あまり意図的に冗談を話されたことはないと思います

先生の好物はなんていうのはご存知ですか。

 比較的麺類がお好きだと聴いておりまして、そうめんとか、冬場でしたらおうどんとかも、そういうのは良く食べておられたと思います。

 この実験室は白川先生がポリアセチレンを合成された研究室です。 ご覧のようにアセチレンのガス溜めがここにありまして、ここで触媒の調節をしてここでアセチレンガスを導入しますと、 フィルムが内側にできます。

 ここにありますのが、ポリアセチレンの薄膜です。ちょっと今フリーザーにいれてたもんですから、すぐ霜が降りるんですが。
見えますでしょうか。
この金属的な光沢がおわかりになると思いますけど。

 これは少し重合法を改良して力学的に良く伸びるような延伸したフィルムでやはり金属光沢をもっている。
これで7、8倍伸びている、延伸性のあるポリアセチレンです。

 これが一番初期のポリアセチレン、白川先生が最初のころ作られたフィルムに一番近いと思うんですが。
今短冊状にもう切ってますけど、最初はこんな感じの2面性のあるようなフィルムを合成されていたと思います。

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