No.50急上昇した火星大気の温度
出所トップアリゾナ州立大学
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概要先月中旬より発生している大規模な砂嵐の影響で、火星大気の温度が1ヵ月間で20℃以上も急上昇したことが、火星探査機マーズ・グローバル・オブザーバーによって観測された。砂ぼこりが太陽光線によって温められたのが原因という。なお、紹介したページには、火星の急激な温度変化を表したアニメが掲載されている。
おすすめ火星は大気が希薄なため、温度変化が激しくなります。地球大気に、感謝、感謝。

No.49重力で光が遅れる 一般相対性理論の検証
出所トップオーストラリア科学工業研究組織共同体
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概要450光年彼方の恒星付近の時間と空間のゆがみを測定したところ、アインシュタインの一般相対性理論を確証する結果が得られたと、オーストラリア等の科学者が発表した。この恒星は最も明るいパルサーのひとつで、白色わい星を伴っている。両者の軌道を精密に求めることによって、白色わい星の重力の影響でパルサーの光が地球 へ届く時間に極わずかに遅れが検出できたという。
おすすめ軌道を正確に決定するために観測されたデータの量は、50000ギガバイト以上。CD-ROMで77000枚におよびます。 このCD-ROMを積み重ねると、高さは119メートルになります。科学者の熱意には、改めて、感服します。

No.48母親の薬物乱用が新生児に与える影響
出所トップシカゴ大学病院
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概要麻薬を使用した経験のある女性には早産が多く、誕生した子供にも異常が見られることが、以前より知られていた。 今回、ネズミを使った実験で、母親の胎内で麻薬にさらされた子供の神経細胞は、母親以上に麻薬に敏感になり、ドーパミンの分泌量が激増することが確認されたという。
おすすめ新生児の脳細胞や神経細胞へ、麻薬は予想以上に深刻な影響を与えていそうですね。

No.47水が存在する恒星系
出所トップハーバード・スミソニアン天体物理学センター
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概要大量の水蒸気の雲に取り囲まれている恒星が、NASAのサブミリ波天文衛星SWASの観測によって発見された。 この恒星はしし座方向に約500光年離れた所にある赤色巨星で、太陽系以外の恒星系で水の存在が確認されたのは今回が初めて。巨大化する赤色巨星の影響で、恒星を周回する彗星から水が蒸発して、雲が発生しているという。
おすすめ水の存在は生命発生の可能性があることを意味します。 宇宙は生命に満ち溢れているのかもしれません。 出展元には美しいイラストが掲載されています。

No.46
つくば情報
歩き出した合体変形ロボット
出所トップ産業技術総合研究所
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概要自由に形状を変化させつつ動作が可能なモジュール型ロボットが、産業技術総合研究所等の研究者によって開発された。9個のモジュールを用い、ロボットが自らの構造を変化させながら移動を行うという。人間が作業を行うには危険な環境で周囲に適応しながら作業や捜索を行うロボットや、極限環境でダメージを修復しながら長時間稼動するプラントなどへの応用が期待されている。
おすすめ必見です。かっこいいです。

No.45和田鉱物標本展開催
出所トップ東京大学総合研究博物館
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概要東京大学鉱物学教室の初代教授であった和田維四郎氏(1856〜1920)が集めた鉱物標本コレクションの一部が、東京大学総合研究博物館で、初めて公開されている。 標本総数4000点以上に及ぶ和田氏のコレクションは国内最大の鉱物標本コレクションといわれており、、国内産の鉱物のほとんどをカバーしている。今回は77点を厳選して、展示している。 9月28日まで、開催。
おすすめ近年では、大学関係者の学術コレクションは大学の所有になりますが、和田コレクションは、企業が所有しています。 大学へ寄贈してくれるように、交渉中とか。早く、全面公開してほしいものです。

No.44土の分析で判明した人類出現地域の住環境
出所トップイリノイ大学
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概要人類は草原で誕生し進化したと考えられてきた。今回、最古の人類の化石が発見された地層の土の分析より、イリノイ大学等の研究者は、最初の人類は湿った森林の中で進化したと、発表した。土に含まれる炭酸塩の塊の炭素同位対比を分析したところ、森林地域の土壌と同様な特徴を示し、草原地域の土壌とは異なるという。人類の起源論には、大幅な修正が必要になってきた。
おすすめ前回のモーニング科学で紹介した、最古の人類の化石に関する研究です。 環境の変化による森林の草原化が、人類の進化の引き金になったと考えられてきました。 今回の発見は、この仮説を否定するものです。 では、一体何が、人類とチンパンジーを分けたのでしょうか?

No.43肝臓の再生を司る分子の発見
出所トップワシントン大学
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概要低分子の脂肪酸のひとつプロスタグランディンスに、肝臓の再生を促進する作用があることがワシントン大学の研究で明らかになった。プロスタグランディンスは、筋収縮や血液凝固に関与する分子としては知られていたが、肝臓の再生を促進する作用は新発見。現在、肝細胞修復時の遺伝子発現への作用が研究を進めている。
おすすめビールがおいしい季節になりました。肝臓が再生される可能性があるといってもまだまだ先の話です。飲みすぎに注意しましょう。

No.42土星の新衛星12個発見
出所トップコートダジュール天文台(フランス)
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概要コートダジュール天文台などの研究者グループは、土星の衛星を新たに12個見つけたと発表した。土星の衛星の数はこれで計30個となり、太陽系惑星のトップとなった。新衛星の直径は約5〜40キロと小さく、軌道は大きいだ円でイレギラ衛星に分類される。 軌道の分布は群を形成する特徴があり、天体の衝突で形成されたという。
おすすめ望遠鏡やコンピューターの進歩により、こうした小衛星の発見はますます増えるでしょう。紹介したホームページでは、衛星の軌道分布から考えられる巨大惑星形成のシナリオが掲載されています。

No.41最古の人類の化石、エチオピアで発見
出所トップカリフォルニア大学バークレー校
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概要約520万年前の人類祖先(猿人)の化石をカリフォルニア大学バークレー校などの研究者グループがエチオピアで発見。「直立二足歩行」を行う人類は、これまで約440万年前のラミダス猿人が最古であった。チンパンジーなどの類人猿との共通祖先から人類が分かれた直後の最古の人類化石という。
おすすめ動物園のサルが気づいたら人間になっていることがあるかもしれないと子どもの頃思ってました。実は今でも「もしかしたら・・・」と思っていないわけではありません。





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