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独立行政法人 物質・材料研究機構では、その名の通り、物質や材料に関する基礎研究開発が行われています。4月20日、並木・千現・桜地区でそれぞれ一般公開が行われました。千現地区の公開では、講堂に、ポスター展示会・技術相談コーナーが設けられ、多くの方が来場されました。また各実験棟も公開され、材料強度実験棟では、もんじゅ事故を例に、金属の疲労・破壊についての解説もありました。この棟では、鉄鋼を繰り返し引っ張る試験を行うことで、亀裂が生じて、破壊が起こる過程を調査しています。強くて、壊れにくい材料を作るための研究です。 先日、首都高速道路に疲労亀裂が1400箇所見つかったというニュースが伝えられました。皆さんの身近な材料も徐々に破壊が進行しています。大事故が起こる事のないよう、疲労・破壊の研究がますます進展することを期待します。
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