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独立行政法人 防災科学技術研究所では、災害から人命を守り、災害の教訓を生かして、災害に強い社会の実現をめざす研究が行われています。19日と20日に実施された一般公開では、研究所内の実験施設や地震観測網のシステム室などを見学することができた他、子供を対象とした科学実験教室が開催されました。 大型耐震実験施設は、地震による建物の破壊を研究する施設です。見学者は実験台の上に乗って、震度6のゆれを体験することができました。 大型降雨実験施設は、降雨による土砂災害などを研究するための施設です。昭和57年7月23日に長崎で降った、過去最大の雨量187mm/hの降雨を再現した様子を、見学者は見ることができました。 地表面乱流実験施設は、気温・風速および湿度が、土の中に存在する水の蒸発散に及ぼす影響などを調べる施設です。得られたデータは、土地の砂漠化防止のため等に活用されるそうです。 関東・東海地殻活動観測網システム室では、関東・東海地域約100ヶ所の地震観測網から得られた地震のデータを処理する部屋です。最近の地震活動の様子を見ることができました。 科学実験教室では、竜巻を発生させる実験や雪の結晶を造る実験の他、地震発生時に建物が倒れる原因となる液状化現象をペットボトルの中で再現する実験が、大勢の子供達が参加して行われました。
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