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国立科学博物館 植物研究部では、草木や、コケ類、海藻類、キノコやカビなどの菌類、地衣類など様々な植物種を対象として、研究が行われています。20日に実施された一般公開では、海藻のおしば体験と館内の見学ツアーが行われました。体験コーナーでは三種類の海藻をおしばにする事が出来、どなたも真剣な面持ちで取り組んでいました。館内ツアーでは、主に標本室を見学することが出来ました。防虫剤として用いているナフタリンの強烈な刺激臭に、見学者の方々も驚きを隠せない様子でした。今回の公開のために換気をしたそうですが、普段は密閉状態とのこと。研究員の方々の御苦労をお察しします。 館内を案内して下さった方の一言が心に残りました。 「標本として保存することで、日本だけでなく世界中の人達とこれを共有し、より良い研究・発見をして欲しい。そして何より後世の人達に伝えていく事が、我々の義務です。」
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