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独立行政法人 建築研究所は、21世紀に望ましい建築・住宅・都市の姿を実現するための研究を行っている機関です。19日に実施された一般公開では、研究所内にある3ヶ所の大型実験施設を見学することができました。
・通風実験棟 通風は居住空間を快適に保つための重要な機能です。通風実験棟には、窓や部屋の間取りを変更することが出来る実物大の建物と、大型の風洞が設置されています。この実験棟を使用することによって、建物の内外の気流を詳細に調べることが初めて可能になったそうです。 ・火災風洞実験棟 火災や煙に対する風の影響を解明するための施設です。市街地の模型を設置して、都市での発生した火災の広がり方や避難場所の有効性を調べています。また、建物間の延焼や高層ビル内での炎や煙の広がり方に、風がどのように影響するかを調べています。 ・実大構造物実験棟 8階建て程度までの実物大の建物の骨組や大型建築部材を設置することが出来る実験棟で、世界最大規模だそうです。実験対象物(骨組みなど)に、3方向から力を加えて、構造性能を調べています。調査結果とコンピューターによる計算を組み合わせることによって、地震時の建物の変化を再現することができるそうです。
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