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日本自動車研究所

日本自動車研究所

 財団法人 日本自動車研究所では、くるま社会の健全な進展のために、自動車に係わる社会的な課題を解決するための様々な試験や研究が行われています。18日に実施された一般公開では、自動車の衝突実験などの公開実験や、各種シミュレータを使った参加型の催し物が開催されました。燃料電池を研究している施設も公開されましたが、写真撮影は禁止でした。
 衝突実験場では、停車中の車に、後方から時速50kmで別の自動車を衝突させる実験が行われました。無残に破壊された車に、参加者全員、驚きました。
 チャイルドシート衝撃試験では、時速30kmで衝突したときの衝撃が、ダミー人形を乗せた台座に加えられました。チャイルドシートに座ったダミー人形は無事でしたが、大人のダミー人形がかかえていたダミー人形は飛ばされてしまいました。チャイルドシートの重要性を再認識させてくれる試験でした。
 会場に設置されていた運転適正診断装置には、携帯電話使用中の運転能力を診断することが出来ました。自動車運転中の携帯電話使用の恐ろしさを参加者は体感したようです。
 広視野角シミュレータでは、自分の車と同じ速度で、交差点の横方向の道から直進して来る車の恐ろしさを知ることが出来ました。交差点で衝突するタイミングで、二つの車が接近した場合、視野の中で相手の車が静止しているように見えるために、相手の車の接近に気が付くのが遅れて、衝突するケースが多いそうです。
 また、会場内には、ダミー人形や交通事故調査車両と一緒に、記念撮影できるコーナーがあり、ポラロイド写真を撮ってもらえました。

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